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第二種電気工事士に独学で一発合格!

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この度、2025年上期の第二種電気工事士試験に独学で一発合格しました。

本記事では、学習の経緯や試験当日の所感、合格後の手続きについて自分自身の体験をベースにまとめていきます。第二種電気工事士の資格取得を目指している人にとって少しでも参考になれば幸いです。

目次

受験のきっかけ

この試験を受けてみようと思い立ったのは、自宅の電気設備をDIYでいじってみたかったからです。我が家は築古の戸建てで、スイッチや照明など設備が古いため交換したいと思うことがありました。とはいえ、その都度業者に頼むとお金がかかりますし、できる範囲で自分でやれば融通もきいて便利かなと思ったのがきっかけです。

参考までに、私のバックグラウンドは以下のような感じです。

  • 理系学科卒(物理系)
  • 電子系エンジニアとして10年以上の経験
  • ラズパイやarduino関連の電子工作を嗜む

仕事としては、電子系ハードウェアエンジニアを10年以上やってました。趣味の電子工作もそうですが、自分がこれまで関わってきたのは電子系いわゆる弱電分野です。強電は多少知識がある程度でほとんど馴染みがないため、ゼロからスタートするという気持ちで取り組みました。

学科試験対策

2025年4月7日、令和7年度第二種電気工事士上期試験に申し込んで勉強開始。

まずは、学科試験対策です。 

テキスト

テキストは定番のものですね。学科試験対策としては、この2冊で十分じゃないかと思います。

学科試験すい~っと合格」は、試験によく出るポイントが分かりやすく書かれていて参考になります。このテキストをざっと読んだ後、過去問に取り組みました。

過去問集は533問ありますが、時間のかかる問題は捨てていいと思います。実際、私は518問まででやめました。

最後の方は複線図の問題で、配線を確認しないと解けないので時間がかかるんですよね。あくまで学科試験は、50問中30問とれば合格という結構ゆるい基準です。なので、別に完璧に仕上げる必要はなく効率を優先しました。

CBT or 筆記

第二種電気工事士の学科試験は、CBT(Computer Based Testing)方式筆記方式のいずれかを選択して受験します。

私は筆記方式を選択しました。理由としては、学習期間を長くとれることです(筆記試験の試験日は、CBT方式の試験期間よりも後に設定されているため)。私はギリギリまで学科の勉強をしたかったので、筆記を選択しました。

学科試験当日

学科試験の会場は芝浦工業大学の豊洲キャンパス。早めに到着して、構内のテーブルで問題集を見返してました。

筆記用具は余裕をもって鉛筆3本とシャープペンを持っていきましたが、シャープペンは結局使用せず。

マークシート50問で、あとは多少計算や複線図を書く程度なので、鉛筆数本持っていけば十分かと思います。鉛筆はマークシート用のものを使いました。

一時間ちょっとで問題を全部解き終え、一通り見直して試験終了15分ぐらい前に途中退出しました。注意点としては、試験会場に時計がなかったこと。会場によるのかもしれませんが、時間は各自時計を持参して確認する必要があるようです。

帰宅後、自己採点のサイトでチェックしたら47問正解だったので、これは大丈夫だろうと安心しました。

実技試験対策

この試験を初めて受験する人にとって戸惑うのが実技試験対策だと思います。

材料や工具を揃えるところから始めると結構時間がかかります。初心者の方は、学科試験の手ごたえがあったら早く準備に取り掛かった方がいいです。

必要なもの

まずは、練習キットと工具一式を揃える必要があります。

練習キットは一回~三回分と回数に応じたセットが販売されています。色々な人の試験対策ブログやyoutubeを見ると、2周練習した人が多いようです。私は迷いましたが、とりあえず一回分を購入しました。

材料が不足したら楽天などで小分けで売っているものを買い足し、本番よりもケーブルを短くカットしたり、曲げ伸ばして再利用したりと、工夫しながら最終的には二周練習しました。

工具はHOZANのセットを購入すれば一式手に入りますが、私はバラで購入しました。工具については別の記事にまとめましたので、よかったら参考にしてください。

使用した教材

技能試験対策では、以下のテキストとYouTube動画を使って練習しました。

技能試験対策で使用した教材
  • テキスト:「第2種電気工事士 技能試験 すい~っと合格 2025年度版」
  • YouTubeチャンネル:「第二種電気工事士ch デンコー2

テキスト

上で紹介した学科試験用のテキストが良かったので、同じ著者の実技試験用のテキストを購入しました。

このテキストを選んだ理由は、同じシリーズの学科試験テキストが非常に分かりやすかったからです。

技能試験版の方も複線図の説明が分かりやすく、候補問題の理解に役立ちました。ただ、このテキストでは、候補問題の施工手順として「ケーブルを1本ずつ切りながら組み立てる」というやり方が紹介されています。

以下の記事で書いていますが、私は「最初に必要なケーブルをすべて切り出してから組み立てる」方法をとりました。

作業効率を重視したためですが、テキストの作業スタイルとは合いません。そのため、このテキストは主に複線図を書く練習に活用し、あとは候補問題を見たり欠陥事項を確認したりするのに使いました。

YouTubeを見ながら練習

工具の使い方や実際の施工手順については、YouTubeチャンネル「第二種電気工事士ch デンコー2」を参考にしました。

こちらのチャンネルでは、実技試験で必要な作業を14個の項目に分けて解説しています。いきなり候補問題に取り組むのではなく、個別の作業項目を一つずつマスターしていくことで材料や工具の使い方に自然と慣れることができました。

技能試験の練習は文章ではピンとこない部分も多いため、動画を見ながら練習するのが一番分かりやすいです。youtubeでは、電気工事士関連のチャンネルが他にも色々ありますので、自分に合ったチャンネルを見つけて練習することをおすすめします。

実技試験の練習

練習キットと工具一式の手配が済んだら、実技試験の練習に進みます。

複線図を書きまくって練習

まずは、複線図を書くところからスタートです。

本番は時間がないので、複線図は2~3分で書き終える必要があります。そのためには、とにかく何度も繰り返すのみです。本番の問題用紙には見開きにA5程度の余白があるという情報があったので、ダイソーのA5のメモ用紙を使ってひたすら書きまくって練習しました。

工具と材料の使い方を理解する

複線図の練習と並行して、工具の使い方に慣れるようにしました。まずは、一番使用頻度の高いVVFストリッパーからです。練習キットのケーブルを2cmぐらいずつ何度も剥いて繰り返せば慣れてきます。各種材料の使い方についても、上で紹介したyoutubeチャンネル「第二種電気工事士ch デンコー2」を見て理解しました。

候補問題に挑戦

工具と材料の使い方が分かったら、いよいよ候補問題に挑戦です。「デンコー2」チャンネルに候補問題の解説動画があるので、それを見ながらNo.1から取り組みました。

最初は動画を何度も止めて確認しながら作業を進めたので、完成に1時間半ぐらいかかりました。それでも何問かやると次第に慣れてきて、動画を見なくても自分でできるようになります。あとはタイマーで時間をきっちり測り、本番と同じように複線図を書いて組み立てる練習を毎日行います。

1日1問のペースで練習し、2週間で候補問題を1周終えました。

この段階ではまだ覚束ない感じだったので、さらに1周やります。2周やるとだいぶ自信がつきました。

練習済みの材料を捨てていたゴミ箱。最後は一杯に

技能試験対策の具体的なポイントについては以下の記事を参考にしてください。

実技試験当日

試験会場

実技試験の会場は、お台場にあるタイム24ビル。ゆりかもめのテレコムセンター駅が最寄りです。

会場には9:30頃に到着しました。部屋に入れるのは試験開始の1時間前からのようで、それまで1Fロビーで待機。
途中のコンビニでパンを購入しておき、少し腹ごしらえもしておきました。

部屋に入れる時間になったら、エレベータで上のフロアに上がって入室。自分の番号の席に座り、持参した工具を机の上に置きます。

試験当日のスケジュール

当日は以下のようなタイムスケジュールで、10:50から試験の説明が始まりました。

試験の説明が終わったら問題用紙と、材料が入った箱が配布されます。問題用紙の材料リストを見るとタイムスイッチがあったので、すぐに問題No.3と確定。頭の中で部材の配置と結線をイメージしました。

その後、11:18からの材料確認時間まで待ちます。これが長く感じました。シーンと静まり返った中、緊張を保ちつつ10分以上待たないといけません。時間的にはお昼が近づき、腹が空いてくる時分です。

こんな状況で腹が鳴ったりすると非常に恥ずかしく、集中の妨げにもなります。私はもともと腹鳴(ふくめい)しやすい体質のため、こういう状況を念頭に置いて予め腹ごしらえしておきました。私と同じようなタイプの人は、空腹で試験に臨むのは避けたほうがいいです。

話がそれましたが、材料確認の時間がきたら箱を開けて中身を確認。材料は不足なく、試験開始までそのまま待ちます。

試験開始

11:30に試験開始です。

問題用紙をめくって戸惑ったのが、複線図を描くスペースが小さいこと。上で書いたように、複線図は「見開きにあるA5程度の余白」に書くイメージで練習していました。ところが、そんな余白は見当たらない…。裏の1ページが丸々空いていましたが、紙を捲りながら書かないといけないため非常にやりづらいです。机の上に敷いている厚紙にも書き込み可能とのことでしたが、慣れないことは避けたかったので見開き下の狭い余白に無理やり書きました。

試験本番で書いた複線図。No.3でそれほど込み入った配線ではないため、狭い余白に何とか書けた。

出だしで焦りましたが、複線図を書き終えて作業を始めます。ここで感じたのが作業スペースの狭さ。狭いと聞いていましたが、やはり狭かった。ただ、練習のときも狭いスペースで作業していたので、それほど影響はなかったかもしれません。もともと苦手だった「のの字曲げ」も、練習のときから使っていたホーザンDK-205のおかげで一発クリアできました。


さて、順調に作業を進めていましたが、差し込みコネクタの接続で間違えそうになりました。電源の黒線を3本接続するところ、ランプの黒線を接続しようとしていました。ただ、私は練習中、差し込みコネクタの接続を間違えることが何度もあったため、差し込みコネクタを奥まで挿入せずに挿入しておく対策をとっていました。本番でも同じように実践したので、すぐに線を抜き直して修正できました。

30分程度で完成し、その後は見直しや掃除をしていると試験が終了しました。


結果発表と免状申請の手続き

結果発表

試験日から約一か月後、試験センターのサイトで合格者の番号が検索できるようになります。自分の番号を検索すると…ありました!良かった。実技試験対策で結構苦労したので、無事合格できて本当に嬉しかったですね。

免状申請

合格発表後、試験センターから試験結果通知書が届きました。

あとは、この通知書含めて必要なもの一式を揃えて申請すれば免状を交付してもらえます。申請手続きは郵送でもできますが、私は築地にある東京都電気工事工業組合 本部事務局まで持参して手続きしました。

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