室内で水耕栽培しているフリルレタスの生育状況があまりよくありません。
茎ばかりが細長く伸びて葉が大きく育たず、一部の葉は枯れてきています。加えて、最近の暑さのせいか根が茶色っぽくなってきました。夏場で気温が高くなってきたので、水中の酸素が不足してきているのかもしれません。
そこで今回、根の環境を改善するためにエアーポンプを導入してみました。本記事では、使用した機材や設置方法、流量の調整について紹介していきます。
フリルレタスの生育状況
今年の春にフリルレタスの水耕栽培を始めて、これまではエアーポンプを使わずに育てていました。培養液は週1回のペースで交換しています。
先日、培養液を交換した際、根が全体的に茶色っぽく変色していることに気付きました。

水耕栽培では、夏場になると培養液の水温が上がりやすく、水に溶け込む酸素の量も少なくなります。そのため、根が酸素不足になりやすく、根腐れなどのトラブルが起こることもあるようですね。
現状はまだ変色がみられる程度ですが、このまま放置すると悪化してしまいそうです。これから夏本番で暑さが心配なので、エアーポンプを導入して様子を見ることにしました。
GEX「2000SB」と必要なパーツの紹介

今回購入したエアーポンプと、その他のパーツ類について紹介していきます。
エアーポンプ:GEX 2000SB

エアーポンプを使うのは初めてで迷ったのですが、今回はGEX「2000SB」を購入しました。この機種を選んだ理由は次の2点です。
- 本体に流量調整ダイヤル付き
- 2分岐でも対応可能な吐出量
流量調整ダイヤルが付いているため、栽培ケースの大きさやエアーストーンの種類に合わせて泡の量を調整できるのが便利です。
また、今回は2つの栽培容器に分岐してエアーを送りたいのですが、この機種は最大吐出量が1.5L/分と十分に対応できそうです。
他のパーツ一式
エアーポンプ本体だけでは使用できないため、次のパーツもあわせて用意しました。
- 分岐バルブ:コトブキ工芸 プラバルブ 三方分岐 K-217
- エアーチューブ:スドー アクアリウム エアーチューブ(1m)
- エアーストーン:スドー エアセラ S20
- 逆流防止バルブ:ニッソー AQ-110
分岐バルブ
フリルレタスは2つの栽培ケースで育てているため、1台のエアーポンプから2つのケースへ空気を送るようにします。パーツとしては2分岐で十分なのですが、容器が増えることも考えて3分岐バルブを購入しました。
今回は、3つある分岐のうち2つを使用。使わない分岐はコックを閉じることで、空気が漏れないようにします。
エアーチューブ
エアーチューブは1mのものを購入。適当な長さに切って使います。2分岐で使うので長さがギリギリでした。
エアーストーン
どれを買えばいいのかよく分からなかったのですが、とりあえずチューブと同じメーカーのものを選びました。
逆流防止バルブ
エアーポンプを水面より低い位置に設置する場合、そのままだとポンプ停止時に培養液が逆流する恐れがあります。これを防ぐため、エアーチューブの途中に逆流防止弁を取り付けます。
エアーポンプを栽培ケースに設置
エアーポンプに各パーツを接続
まず、チューブを適当な長さにカットします。
今回のチューブは1mなので、各分岐先の長さを25cm、分岐バルブと逆流防止弁の間を5cmとしました。残りの45cmが逆流防止弁とポンプの間の長さになります。
チューブを切ったら、エアーポンプに各パーツを接続していきます。
ポンプの吐出口から逆流防止バルブを介して3分岐バルブを取り付け。分岐バルブには2本のエアーチューブを接続し、それぞれの先端にエアーストーンを接続します。
実際には、このように接続しました。

逆流防止弁は、取り付けの向きがあるので注意が必要です。下のようにバルブ本体の矢印の向きをエアーの流れに合わせます。

接続していない1つの分岐はコックを閉じ、空気が漏れないようにします。
エアーポンプをケースに設置
それでは、用意した機材を栽培ケースに設置します。
栽培ケースにチューブを差し込む穴が必要ですが、片方のケースではフタの一部をカット。

もう片方のケースは栽培ポットにメラミンスポンジを入れてそこから差し込むようにしました。(この栽培ポットに植えていた苗は枯れていたため廃棄しました)

下のように、分岐を介して各ケースにチューブを挿入します。

設置が終わったら、ポンプの電源コードをコンセントを差し込んでONします。GEX 2000SBは電源スイッチがないため、コードの抜き差しで電源をオンオフする必要があります。少し面倒なので、別途スイッチを用意した方がいいかもしれません。
電源を入れると、エアーストーンから細かい泡が出てきました。

コックを回して流量を調整
無事に泡が出てきてひとまず安心です。
最初、「思っていたより泡の勢いが弱い」と感じましたが、分岐バルブや逆流防止弁、エアーストーンにはそれぞれ空気の抵抗があるため、ある程度流量が低下するのは自然なことのようです。
また、分岐バルブの片方を開きすぎると、もう片方のエアーストーンからほとんど泡が出なくなってしまいました。そこで、2つのコックを少しずつ調整し、両方のエアーストーンから大体均等に泡が出るようにしました。
勢いよく大きな泡が出るわけではありませんが、細かい泡が継続して発生しているので、水耕栽培には十分なエアレーションができているのではと思います。
あとは、この状態でフリルレタスの根や葉の生育にどのような変化が現れるのかを観察していくつもりです。
まとめ
今回は、フリルレタスの根が茶色くなり、葉の生育も思わしくなかったことから、根の環境改善を目的にエアーポンプを導入しました。
今回使用したGEX「2000SB」は十分な吐出量があり、2つの栽培容器に分岐して使用できます。現時点では、両方のエアーストーンから細かい泡が安定して出ており、期待どおりの環境を作ることができました。
夏場は培養液の水温が上がりやすく、根が酸素不足になりやすい一方で、室内栽培では光量不足も生育に影響する可能性があります。今後は、エアーポンプによって生育状況が改善するかどうか継続してチェックしていきます。

